はじめの一歩 水素の新しい貯蔵法

理系太朗です。

面白い記事がありました。水素エネルギー関連の記事です。https://www.fraunhofer.de/en/press/research-news/2021/february-2021/hydrogen-powered-drives-for-e-scooters.html

この記事は「新しい水素の貯蔵方法を開発したから、電動スクーターの燃料に、水素エネルギーを利用することが可能になったよ」という記事ですね〜。

内容を見ていきましょう〜。

まず、従来の水素の貯蔵方法は、おおよそ5つあります。圧縮水素、液化水素、パイプライン、有機ハイドライド、アンモニア、水素吸蔵合金です。前者の三つが実用化されており、後者の三つは完全な実用段階ではなく、研究開発段階と言えます。例えば、燃料電池車は水素タンクと呼ばれる高圧タンクに圧縮水素を貯蔵しています。

高圧タンクは、高圧に耐えるため分厚く丈夫なものにしなければならないので容器の大きさが大きくなってしまいます。もちろん、重量も増えてしまいます。したがって、電動スクーターのような小型な乗り物には、通常取り付けることはしません。そのため、小型の乗り物に水素エネルギーの使用は難しいとされていました。

今回開発された水素の貯蔵法はPOWERPASTEと呼ばれるものです。ペースト上の水素化マグネシウムです。記事によると、固体の水酸化マグネシウムに水素を貯蔵しているみたいですね。面白いですね〜(笑)。貯蔵したり、補充したりするのが便利そうです。補充方法は、プリンターのインク交換のようなイメージですね。簡単そう〜。

個人的には、マグネシウムを用いて水素貯蔵を実用化させたのが大きいと思っています。マグネシウムは、地球上で8番目に豊富な元素(クラーク数 8)であり、海水中にも多く含まれています。したがって、POWERPASTEを大量生産しやすく、値段を抑えることができるのではないかと考えています。

今回は以上です〜。読んでいただきありがとうございます。また、楽しそうなニュースを見つけたら記事にしようと思います!!!

次回は、研究室に関しての記事を書こうと思います。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です