G検定の例題解答②

どうも理系太朗です。前回に続き、G検定の例題の解答を書いていきます。ぜひ、前回の記事もご覧ください〜。=>リンク

今回の問題=>リンク

人工知能分野の問題

人工知能に関する語句を正しく理解しているかどうかの問題が出てきますね。それでは問題を見ていきましょう!!

答えを考えてみてください〜。
フレームやシンボルグラウンディングの意味を知っていれば、割と簡単に答えを推測できそうです!

では解答です。

(ア)=>2 (イ)=>3

【フレーム問題】

哲学者のダニエル・デネットが次のような例を用いて、フレーム問題について説明しています。

どのような例かを説明していきます。

まず、状況を説明します。洞窟の近くに1台のロボットがあります。そして、洞窟の中には台車があり、その台車の上にはバッテリーと台車が載っています。

ロボットは、洞窟に入りバッテリーを運び出して来るように命じられます。

ロボットA号は、洞窟に入り台車を運び出しますが、爆弾も一緒に運び出してしまうため、最終的に爆弾が爆発してしまいます。そこで、改良したロボットB号を作ります。ロボットB号は、爆弾を運び出さないように、ある行動した場合に、次にどのような状態になるか考慮できるように改良されます。すると、「もし台車を動かしても、洞窟が崩れない」、「もし台車を動かしても、洞窟の道は変わらない」などあらゆる可能性を考えてしまい、時限爆弾が爆発してしまいます。

そこで、さらに改良を加えたロボットC号を作ります。その改良は、「目的を実行する前に、目的と関係のないことを考えない」というものです。

しかし今度は、目的と関係のないことを仕分ける作業に没頭してしまい、最終的にはフリーズしてしまいます。なぜなら、目的と関係のないことは無限にあるからです。

フレーム問題の答えを繰り返しになりますが、人工知能にとって、

「膨大な情報のうち、必要なものだけを選んで考慮することが難しい」

のです。

【シンボルグラウンディング問題】

それは、解答にあるように

単語などの記号と、それの表す意味を結びつけることが難しい

という問題です。

公式のテキストでは、「シマウマ」を例に説明しています。まず、人間が初めて「シマウマ」という言葉を聞いた場合、「シマウマ」がどういうものかを推測することができます。シマ=>縞、ウマ=>馬だから、縞模様の馬のことかな…?という具合です。

グラウンディングは、”結び付け”という意味があります。つまり、シンボルグラウンディングとは、ある記号をある意味と結びつけることを意味しています。人間は、これを行うことができます。

しかしながら、コンピュータはこれができません。「シマウマ」という言葉は、記号の羅列に過ぎないからです。

それでは、今回の記事は以上となります。見ていただき、ありがとうございます。

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